蓄電池の補助金、申請はいつ出すのか。
隣の市で順番が逆でした
先に結論 ── お住まいの市で、いつ出すのかを先に確かめてください
① 隣の市で、順番が逆でした(千葉県)
我孫子市と柏市は、利根川をはさんだ隣どうしです
我孫子市は「契約後で、工事の着手前に申請」。工事を始めてしまうと受けられません。
柏市は設備で分かれます。太陽光は「事前(契約前)申請」ですが、
蓄電池やエネファームなどは、工事が完了してから申請します。
- 🔴 ここが落とし穴
- 同じ市の中でも、太陽光と蓄電池で時期が違うことがあります。「この市は着工前」と一括りに覚えると、必ずどこかで外します。
② 東京は、都と区を別々に管理することになります
都は契約より先。区は区ごとに違います
東京都は「事前申込 → 工事 → 交付申請兼実績報告」。契約より先に事前申込を出します。
墨田区は「工事着工の1か月前から7営業日前まで」。
早すぎても遅すぎても受け付けてもらえません。着工後は不可と明記されています。
杉並区は「工事及び支払いが完了した後」に申請します。
- 🎯 つまり
- 東京都にお住まいなら、都の分と区の分を、別々の時期に出すことになります。
③ 決定の通知を待たないと、工事を始められない県もあります
埼玉県と神奈川県
埼玉県は「補助金交付決定を受けてから工事に着手すること」が要件です。
申請を出しただけでは足りず、決定の通知が届くまで現場を動かせません。
神奈川県も、契約前の申請は可能ですが交付決定の日以降に着工という形です。
- 🔴 工程に入れておくこと
- 決定を待つ時間が要ります。「来月には設置したい」という予定が、そのまま通らないことがあります。
④ 締切より先に、枠が終わります
9日で終わった県と、初日に終わった県
埼玉県は、5月18日の受付開始から9日後の5月27日に太陽光・太陽熱の予算額へ達して終了。
締切は翌年1月29日でしたので、8か月以上も前に枠だけが無くなったことになります。
神奈川県の第2期は、9月7日から9月30日までの予定でしたが、
受付初日の9月7日に予算額へ達して締切となりました。
茨城県取手市は6月1日に受付が始まり、9月末には残り0件(太陽光・蓄電池とも30件の枠)。
- 🎯 だから
- 締切の日付だけを見て「まだ先だ」と考えないほうが安全です。見るのは「残り枠」です。
⑤ 抽選の市もあります
先着順だけではありません
茨城県守谷市は先着順ではなく抽選でした。申込の期間は
2026年7月31日から8月12日までの2週間だけです。
ここを逃すと、先着順と違って「急いで申し込む」ことができません。
東京都杉並区も、予算額に達した場合は抽選を実施することがあると書かれています。
- 🔴 覚え方を変える
- 「補助金は早い者勝ち」という前提だけで動くと、抽選の市を取りこぼします。市ごとに、見ておく時期が違います。
残り枠を公表している自治体もあります
調べていて分かったのは、残り枠を自分で公表している自治体があることです。 2026年10月初めの時点では、こういう数字が出ていました。
公表されていた残り(2026年9月末〜10月初め)
東京都杉並区 … 予算のうち約1億3,600万円が残り(申込率39.75%・9月29日時点)
埼玉県久喜市 … 約7,100万円が残り(執行率18.2%・9月29日時点)
千葉県柏市 … 約2,134万円が残り(10月1日時点)
茨城県つくばみらい市 … 残り8件(9月30日時点)
茨城県牛久市 … 残り1台(10月2日時点)
- ⚠️ 必ず日付とセットで見てください
- 残り枠は日々減ります。牛久市の「残り1台」は、翌日には無くなっているかもしれません。お申し込みの前に、必ず市へ最新の状況をご確認ください。
よくある質問
自分の市がどれに当てはまるか、どう調べればよいですか?
お住まいの市区町村名と「蓄電池 補助金」で検索し、市の公式ページ(lg.jp で終わるもの)を開いてください。そこに「交付決定前に着工しないこと」「工事完了後に申請」などの書き方があります。見当たらないときは、ページに載っている担当課へ電話で確かめるのが確実です。一括見積もりにお申し込みいただければ、各社がその地域の制度を踏まえて見積を出します。
見積を取る前に申請してもよいのですか?
多くの制度は、申請のときに見積書の提出を求めます。ですから順番としては「見積を取る → 申請する → 決定を受ける → 着工する」になることが多いです。東京都のように契約より先に事前申込を出す制度では、その申込のあとで契約と工事に進みます。いずれにしても、見積を取る時間は先に要ります。
補助金の枠は、締切まで残っているものですか?
残っていないことがあります。2026年度の埼玉県は、5月18日の受付開始から9日後の5月27日に太陽光の予算額へ達して終了しました。締切は翌年1月29日でしたので、8か月以上も前に枠だけが無くなったことになります。神奈川県の第2期は、受付初日に締め切られました。締切の日付だけを見て「まだ先だ」と考えないほうが安全です。
抽選の市もあると聞きました。
あります。茨城県守谷市は先着順ではなく抽選で、申込の期間は2026年7月31日から8月12日までの2週間だけでした。ここを逃すと、先着順と違って「急いで申し込む」ことができません。東京都杉並区も、予算額に達した場合は抽選を実施することがあると書かれています。
時期を外さないために、見積は先に取っておく
ここまで書いてきたとおり、補助金で損をするのは、金額を間違えたときではなく、順番を外したときです。 そして多くの制度は、申請のときに見積書の提出を求めます。
つまり、どの時期に出す市であっても、見積を取る時間は先に要ります。 受付が始まってから1社だけに相談して、その見積を待っているあいだに枠が尽きた、というのがいちばん惜しい形です。
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この記事の出典
この記事に書いた自治体の内容は、2026年10月2日から3日にかけて、それぞれの公式ページを開いて確かめたものです。 東京都はクール・ネット東京(東京都地球温暖化防止活動推進センター)、 そのほかは各都県・市区の公式ページによります。 制度は年度の途中でも変わり、残り枠は日々減ります。 実際に動かれる前に、必ずその時点の内容をご確認ください。